今週は小学校の振替休日を利用して、念願のチームラボボーダレス お台場へ行ってきました!このミュージアムは、アーティスト・チームラボによるアートの世界を五感で楽しめて、世界中から注目されています。すでにすごい入場人数を記録していて、なんと今年ギネス世界記録に認定されたそうです。
“2019年に計219万8284名の来場者数を記録。この数字は、世界の単独のアーティストの美術館においてもっとも来館者数が多いと言われているオランダ・アムステルダムのゴッホ美術館の同年の来館者数(213万4778人)を上回り、バルセロナのピカソ美術館(107万2887人)やスペイン・フィゲラスのダリ劇場美術館(81万9542人)の2倍以上となっている。”
出典:美術手帖 (bijutsutecho.com)
①『チームラボボーダレス お台場 』 までの行き方と入場について
りんかい線の東京テレポート駅から徒歩5分。ゆりかもめの青海駅から徒歩3分。行きは、東京テレポート駅から向かいました。東京テレポート駅から出るとすぐ左奥にパレットタウンの大観覧車が見えて、久しぶりの光景に心が躍りました。
東京テレポート駅からまっすぐゆりかもめの青海駅に向かって進むと階段があり、そこを上っていきます。トヨタ自動車の『MEGA WEB 』という施設の中を通過して、パレットタウン大観覧車の前を通過すると、お目当ての『チームラボボーダレス お台場』の入り口がありました!
当日の朝、公式チケットサイトからチケットを購入しました。入場は30分間隔での事前予約が必要で、この日は10:00~はすでに売り切れ、10:30~、11:00~は残りわずかになっていました。11:30~はまだ大丈夫でしたのでこの時間を指定して、大人3200円、子供1000円のチケットを購入しました。QRコードが発行され、入場時にこれを読み取り無事に入場出来ました。ちなみに入場後は退場時間の指定はなく、営業終了までいられるとのことでした。この日は平日にも関わらず午前中はチケットがかなり売れているような状況のようでしたので、どのくらいの混み具合か心配しましたが、入場者数を制限して運営しているためか、全く密には感じられませんでした。
②館内の構成と客層
ここは境界のない1つの世界の中で『さまよい 探索し 発見する』順路も地図もないミュージアムです。構成としては1階と2階の10000㎡の広いスペースで、その中を自由にさまよいます。1階では芸術的な映像の中を歩いたり触れたりして過ごしますが、映像が常に変化するので同じ場所に居ても違う部屋にいるような感覚になったり自分がどこにいるのかよく分からない状態になりました。2階は思いっきり体を動かしたり、絵を描いたりして創造する空間です。またティールームもあります。
客層は、1階はどちらかというと子供よりも大人中心で、若いカップルやグループ、ご年配のカップルやグループなどが多いという印象でした。しかし、2階に行くとその反対の印象でした。夏にリニューアルされた『運動の森 』も多くの子供で賑わっていて、平日にも関わらず子連れのお客さんが多数いました。幼稚園児を連れた母子のグループや、小学生、未就学児も多く見ました。また海外の親子連れも何組か来場していました。コロナ禍でなかなか海外旅行が出来るような時期ではないので、日本に駐在している方たちかもしれません。海外の方にも日本にいる間に1度は子供と訪れることをお勧めしたい場所だと思いました。
➂1階 Borderless World
“人は自らの身体で自由に動き、他者と関係性を持ち、身体で世界を認識する。そして身体は時間を持ち、頭の中での考えは、他の考えと境界が曖昧で影響を受け合い、時には混ざり合う。アートも、部屋から出て、自ら動き出し、人々と関係性を持ち、身体と同じ時間の流れを持つ。作品は、他の作品とコミュニケーションし、影響を受け合い、他の作品との境界がなく、時には混ざり合う。そのような作品群による、境界のない連続する1つの世界「チームラボボーダレス」。人々は、世界をさまよい、意思のある身体で探索し、他者と共に新しい世界を創り、発見していく。”
出典:チームラボボーダレス お台場 公式ウェブサイト
◆花と人の森、埋もれ失いそして生まれる
まず入場すると3方向に道が分かれますが、花の部屋の方へ向かいました。私はコロナ禍のためここに来たかった思いをずっと我慢していたせいか、やっと来られたという達成感を1部屋目からすでに感じつつ、 お花を全身に浴びながら館内を進みました。しばらくするとアート映像が隣の部屋から移動して他のアートと融合し始めたりするので、同じ部屋にいるはずが違う部屋に来たと勘違いしてしまいます。また暗いところが多いため、子供が迷子にならないように手を繋いで一緒に部屋から部屋へ移動しました。
◆地形の記憶
この部屋にはキノコのような傘がある物体が生えているのですが、その物体は自分よりも背が高かったり背が低くて密集していたりしている空間で、キノコの迷路のような道を歩き回りました。
◆人々のための岩に憑依する滝
滝が流れ落ちるボコボコとした丘の頂上に思わず登ってみたくなりました。
◆境界のない群蝶、超越する空間
沢山の蝶々に集られました。
◆クリスタルワールド
雨や雷の音がするこの場所では、様々な色に変化しながら降り注ぐ光の雨の中を迷路のようにさまよいます。壁や床がミラーになっていて、下を見ると凄まじいスピードで光が移動しているように見えました。
◆花と共に生きる動物たち II
花々が動物の形になって部屋から部屋へ移動したりしている中で、一面がヒマワリ畑になっている場所がありとても綺麗でした。
④運動の森へ
1階を堪能した後は2階へ階段で上がりました。
最近リニューアルした『運動の森 』の作品は、「身体で世界を捉え、世界を立体的に考える」をコンセプトに、脳の海馬を成長させ、空間認識能力を鍛える新しい「創造的運動空間」です。
◆グラフィティネイチャー 山山と深い谷 、レッドリスト
みんなが描いた大きなトカゲやカエルがやってきて、踏みつぶすとカラフルな液体が飛び散る映像表現になっています。大きなクジラも回転しながら何匹もやってきました。
◆マルチジャンピング宇宙
宇宙空間でおもいっきりジャンプ!!トランポリンです。ジャンプしていると自分がいるところに、恒星が集まってきたり、銀河が来たり、ブラックホールが現れたりします。実は息子は最初は怖がってやりたくないと言っていましたが、結局やみつきになり3回やりました。
◆重力にあらがう呼応する生命の森
カラフルに色が変化する光の物体をたたいて遊びました。
◆インビジブルな世界のバランス飛石
ゆらゆら揺れる立体の上を落ちないように渡り、次の部屋へ移動しました。これは2回チャレンジしました。
◆タイフーンの上のエアリアルクライミング
渡りやすいバーを選びながらブランコのようにゆらゆらと揺れるバーをつたって進み、落ちないで出口に到着しました。
⑤学ぶ!未来の遊園地
ここは、共同的な創造性、共創(きょうそう)をコンセプトにした教育的なプロジェクトであり、他者と共に自由に世界を創造することを楽しむ「遊園地」です。
◆小人が住まう奏でる壁
壁にいる小人たちはつねに動き回っていますが、小人たちの動作には法則があるようで、置くアイテムによってどのような動きをするのか、手を変え品を変えて楽しんでいました。
◆小人が住まうテーブル
こちらも同じように遊んでいました。結局この部屋には長居し、1時間くらいいました。
◆世界とつながったお絵かき水族館
ここでは自由に紙とクレヨンで絵を描いて、その描いた魚たちが泳ぐ水族館です。
⑥EN TEA HOUSE 幻花亭
遊び終えた最後には、2階にあるティールームへ足を運びました。人数制限されているためか一人当たりのスペースを広くとっていて、席に案内されるまで10分くらい待ちました。しかし、ここでもまた別のアートを楽しめるので、多少待っても行く価値は有ります。
緑茶アイスからニョキニョキと枝と葉が生え始め、花が咲き蝶々がやってきました。水出し緑茶にも綺麗な花が咲きました。
ジャーマンカモミールほうじ茶ラテにも花が次々に咲いては散っていきました。
⑦最後に
この日親子2人でここ『チームラボボーダレス お台場』で過ごした時間は約4時間。子供と過ごすミュージアム滞在時間としては異例の長さでした!さて、大満足ののち出口を出ると、目の前には大観覧車があり、最後に115mの展望を楽しんでから、行きとは違うルートでゆりかもめに乗って帰りました。
残念ながら、チームラボボーダレス お台場は東京都のお台場再開発のプロジェクトにより来年8月閉館が決まっているそうです。また都心に2023年にはオープンする予定のようですが、お台場にあるうちに是非もう1度行っておきたいです。
今回このブログには紹介しきれていない映像や体験が他にも色々とありますので、是非公式サイトをチェックしてみてください!チームラボボーダレス お台場の公式サイト→https://borderless.teamlab.art/jp/
最後までお読みいただきありがとうございました!
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