家族でアンサンブル♪

小学２年生の息子がいますkumitaです。現在、個人教室でピアノを習っていますが、今回ここの教室では初めての発表会に参加させていただきました。ピアノについての詳しい経歴は幼少期の習い事は何がおすすめ？その４ ～ピアノ編に記載してありますのでぜひご覧ください。

今回の発表会では希望があれば生徒1人につき3曲くらいまでは発表させてもらえるということでしたので、せっかくなのでうちも3曲やらせてもらいました。そのうちの一曲は、親子3人総出で参加させてもらいました。息子とパパがピアノの連弾、私がサイレントウッドベース、そしてドラムの先生の計4人で、映画『となりのトトロ』の『ねこバス』という曲を演奏しました。

いきなりですが感想

家族で発表会に出るのは本当に思い出になりました！お子さんがピアノなどを習っているのだったら、どんな楽器でもいいので親子で一緒に演奏出来る何かしらの楽器を、お父さんもお母さんも隠し玉として用意しておき、発表会などいざ人前で弾ける機会があればぜひ家族で演奏することをおススメしたいです！

本番、曲が始まった瞬間に、自分の家族全員で１つの事を成し遂げているということに感動してしまい、ちょっとウルウルしそうになりました。途中、ブレイクして子供がリズムに合わせてオーディエンスの方を向いて手拍子を送るというシーンがありますが、観ているオーディエンスの方々もリズムを送ってくれました。こっちも奏者として子供と一緒にその手拍子を受け取っているので、思わず笑顔が漏れてしまいました。普段はめったに味わえない経験をさせてもらいました。

ウッドベースをやることになった経緯

さて、私はサイレントウッドベースと言うちょっとマイナーな楽器を購入したのですが、そのときはまだベースを触ったこともなければ、そんなに興味もありませんでした。しかしなぜ購入したかというと、夫の仕事でブラジルへ転勤することになり、周りに友達もいなく、行く前から外出は危険であまり自由に外出してはいけないと言われていました。そこで、室内で出来る何か新しいことはあるか？と考え、夫が趣味でジャズピアノを弾くのでウッドベースでもやったらどうかという示唆もあり、家族で合わせて演奏出来る日がきたらそれはそれで楽しいだろうな～というフワッとしたイメージを思い浮かべて購入してみようと決断しました。ただその当時はまだ子供が小さな２歳児だったので、ちょっと一緒に演奏するということが想像できませんでしたが、とりあえず買っておこうという気楽な気持ちでした。値段は残念ながら気楽ではないのですが、この時は海外で何が手に入るかもよく分からなかったので、とりあえず奮発しました。

引っ越し先のサンパウロには船便で半年後くらいに到着しましたが、半年も経つと私にも友達ができて日々楽しく過ごせていたので、ベースという未知な楽器を独学で勉強しようという気力も起こらなく、ただ教室があれば通ってみようかと少し探しましたが見つからず、そのまま放置していました。結局２年間開封もせずに塩漬け状態でした。そしてついに日本に戻る１年前に、家の近くの塾でベース教室を始めたということでベースの箱を開封しました。月２回、10か月ほど個人レッスンを受け、最後の方には発表会があり、アントニオ・カルロス・ジョビンの『イパネマの娘』など３曲弾きました。ブラジルといえばボサノバですからね。その時の私の発表会も充実感があり楽しかったですが、今回の親子発表会はそれとはまた一味違う喜びがありました。

子供のピアノと合わせる楽器

ベースは音が単音ですのでわりと初心者でもとっつきやすい楽器だと思います。ある程度基礎がわかれば初心者でも他の楽器と合わせられると思います。もちろん高度なテクニックを習得するには年月がかかりますが、簡単な譜面であれば子供のピアノと合わせるのに適した楽器だと思います。そのサイズ感からも舞台映えしますし、ピアノのみよりも音に厚みが増すので結構いいです。

また、本物のウッドベースと違い、サイレントベースはエレキなので、アンプを通さなければ静かに練習することも出来て便利です。重さはちょっと重いので長距離歩くのはしんどいですが、短距離であれば持ち運びできます。

実は今回の発表会で久しぶりにベースを弾いたので弾けるか心配でしたが、少し練習すると以前の要領がよみがえってきました。

ピアノの教室ごとに発表会のやりかたは様々だと思いますが、家族でアンサンブルはとても良い思い出になりますのでおススメしたいです！