先月、通っている教室のピアノの発表会がありました。今回の発表会は、タイトルの通り一波乱ありました。が、とりあえず無事に終わってホッとしました。そして結果としては変更して良かったところが発見できたので、その件について書きたいと思います。
◆まずは余裕を持って選曲
10月に2度目のべーテン音楽コンクール(1度目のコンクールのブログはこちら)を控えていたので、12月の上旬の発表会で弾く曲はちょっと早めに練習を始めていました。
つまり、〈8月下旬~9月末(約1か月1週間)=発表会の曲〉→〈10月いっぱい(約1か月)=べーテン音楽コンクールの曲〉→〈11月~12月上旬(約1か月1週間)=発表会の曲〉というスケジューリングをしていました。最近の練習時間は1週間に4~5日、練習時間は10~30分程度ですが、発表直前の1週間は少し長めに練習をすることがあります。
さて、曲は何にしたかというと、一人演奏の曲は、ハチャトゥリアンの「エチュード」、連弾ではコールポーターの「ナイト&デイ」です。
◆そして曲変更
「エチュード」は9月中には大まかに弾けるようになっていました。この曲は先生が提案してくださった中の1つで、聴いてみて気に入ったので決めたのですが、何を思ったか、発表会では「エチュード」ではなく、モーツアルトの「トルコ行進曲」を弾きたい!と言い出しました・・・。理由は本人として色々あったようですが、せっかくほぼ弾けるようになった状況なのに、別の曲を1から練習し直し間に合わせたい・・とは驚きました。たしかに以前の発表会のときから「トルコ行進曲」は弾きたいと言っていましたし、もちろん発表会で弾く曲は本人が一番気に入って弾きたい曲をやるのが一番!とは思ったものの、モーツアルトの「トルコ行進曲」はオクターブをかなりのスピードで弾くので、まだ3年生の手にはちょっと難易度が高すぎると思いましたし「エチュード」もちゃんと形になってきていたのにここで変えるのは勿体ないと私は思いました。が、しかしどうしても変更したいという息子の強い希望があったので、結局、曲変更をすることにしました。「じゃあ頑張ってみようか。」と本人のことを応援はしたものの、途中で挫折する可能性もあるのではないかと思っていて、その時は「やっぱりエチュードにしようか?」と言うつもりでした。
◆練習は?
上記に書いたスケジュールの通り、モーツアルトの「トルコ行進曲」の練習期間は1か月と1週間。10月末にべーテン音楽コンクールで「火祭り」を弾くための練習をしなければならず、発表会の曲「トルコ行進曲」の練習はオアズケ・・大丈夫かしら?と心配しつつも、本人がやりたい曲だからコンクールが終わったらがんばって練習してもらおうと、まずはコンクールの曲の練習を頑張りました。
コンクールが終わり一息入れる余裕もなく、翌日からはトルコ行進曲の練習です。いつもなら週4~5日程度の練習でしたが、今回ばかりは週6日練習するようにがんばりました。練習時間も普段より少し長めに30分以上する日もあり、地道に練習しました。ネックとなったのは難易度が高い後半部分で、右手で親指と小指で1オクターブを順番に速弾きするのですが、やはり他の部分のスピードに合わせて弾く事がどうしても出来ず、先生に1オクターブを同時に弾く(和音として弾く)のではどうでしょうかと相談をしました。しかし曲のイメージを変えるとおかしいので、その部分だけゆっくりになっても良いから譜面通りに頑張って弾ききって!ということで、最後の数日はゆっくり目でも確実に弾く練習を繰り返しました。
◆発表会の演奏は?
苦労した結果、「トルコ行進曲」は大きなミスはなく、練習以上に上手に弾ききることが出来たと思います。パパとの連弾も楽しそうに弾けていました。
◆苦労した感想
本人はやはり自分が弾きたかった曲を弾ききる事が出来たので、とても満足できたようです!発表会の後で、何度も自分の演奏を聞き返し、寝る時も曲を聴きながら眠りにつきました。
今回のように、自分のやりたい事が少し難しくても、あえてチャレンジしてみて、ここまでやれた!という達成感は、次への自信につながっていくだろうと思いました。私としても改めて完璧ではなくても、いま出来る精いっぱいにチャレンジすることは大事だな~と感じました!